2021年8月23日月曜日

誤算

 お久しぶりです。 私は国家公務員です。国家公務員なので,転勤があります。それは当たり前で了承の上でした。
  結婚して子供ができ,家を買ったら単身赴任となることも分かっていました。 大阪で10年位一人暮らしの経験もあるので大丈夫だろうと思いました。

  結果,全然無理でした。理由は「子供が好き過ぎる。」ということです。子供と離れるのがこれ程苦痛だということが誤算でした。子供が小さくて,私になついてるんで週末離れる時にさめざめと泣きます。辛いです。
  家を賃貸に出し,転勤先で一緒に暮らせばいいのでは?と思うかもしれませんが,そうできれば苦労しません。 タワーマンションに専業主婦で子供と実家のほど近くで暮らすことを嫁が譲るのは困難です。 地元志向の嫁です。 週末は毎週帰れるんですが,平日が絶望的に寂しいです。

 元々は一人が好きで,大阪に居る時なんかは一人の時間をこよなく愛し,飲み会とかもよく断っていたのに,一人だと遊びに行っても楽しくありません。地元の友達と遊んでも同様です。 子供と一緒にいる時が一番楽しい。なぜなら子供の楽しみが自分の楽しみになっているからです。 これは,子供がいる人にしか分からないと思います。
  子供がいない時は,家族LOVEの人の気持ちが理解できませんでした。むしろ独身の方が好きなことができて良いんじゃないかと思っていたくらいです。 今では独身のメリットは正直,「貧乏になれる自由」位だと感じます。子供がいるとある程度収入が必要になるので,貧乏生活という選択肢がとれなくなります。転職なんかに影響します。 それ以外は結婚して子供がいる方が良いと断言できます。 
 私はホストやスカウトをしていた頃から「真実の愛」とは何かということをよく考えていました。色んな娘と付き合いましたが,結局別れるし,100%相思相愛っていうのはないんじゃないか。どちらかが打算的な部分があるんじゃないかということで,真実の愛に懐疑的になっていました。 

 けれども,真実の愛は存在しました。それは家族愛です。特に,小さい子供と親の間にある愛情は混じりっけなしの純度100%の愛です。めちゃくちゃ甘えてきます。そして,いないと寂しくて泣きます。恋人同士なら週1回会えれば結構満足だと思いますが,子供は週1回でも寂しがるし,私も寂しいです。 小学校高学年にでもなれば,友達の方が重要になっていくと思いますが,6歳位まではパパ,ママ命なんで,それまではとにかく一緒にいてやりたいと思います。 
  とりあえず,家がある自治体の社会人採用枠を受験する予定です。公務員に籍をおきつつ受けるのでリスクはありません。 しかし,採用枠が少ない。公務員試験の厳しさを知っているので,そう簡単にはいかないことはわかっています。 こんなことなら,もっと前から受けておくべきだったと後悔しています。 まさかこんなに子供が可愛いとは… 公務員試験は正規の試験は大体30歳で年齢制限になります。あとは社会人経験枠や,警視庁用務員のような特殊な枠になります。
 教員免許をとっておけば,今,教員は驚くほどに倍率が低く,年齢制限も緩いので30歳を超えても教員になれますが,私は大学時代に楽な履修にしたので教員免許を取りませんでした。 
  FXや自営業は結婚してから選択肢から外れています。独身でやっていても恐らく成功したとは思えません。 原油先物がマイナス価格になった時か,ビットコインを逆張りして破産しているでしょう。 自営業はモチベーションが大切なんですが,仕事への情熱は1~2年しか持ちません。情熱がなくてもできる仕事じゃないと続かないんです。 とりあえず,もし高校生に戻るのならば,薬学部のある大学に入って薬剤師になります。(ビットコインを買うとかmixiを買うとかはなしで)公務員も大企業も,辞める時のリスクが大きいため,結局辞めても余裕な資格がなんだかんだ強いです。(看護師が一番潰しが効きますが大変すぎるのでなし) もし,大学生に戻るのならば,市役所を受けます。(新卒ならまず受かる。転勤がないのは強い。忙しい部署もしれてる。) もし,20代半ばに戻るのならば,とりあえず民間でも公務員でも働きつつ,市役所を狙う。社会福祉士や公認心理師をとって資格枠で受けるのも良い。 というところです。

 結婚しないんであれば電気工事士2種でもとってビルメンやりながらデイトレでもすればいいでしょう。 独身ならFC2動画を売ったりしていたかもしれません。 公務員は仕事は楽ですが,辞められないという脆さがあります。のらりくらり病休をとってもクビにならないんで,面の皮を厚くできる人なら良いんですが,そうでない人は辞めてもすぐまた好条件で働ける資格職で働いた方がいいかもしれません。 理学療法士,放射線技師なんかは給料は安いですが,食いっぱぐれることはないでしょう。
 
  結局は子供と楽しく暮らすにはどうすればいいのかっていうことを逆算的に考えるべきだったということです。 それ以上に楽しいことなど結局他にないんだから。

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