RPGをやらなくなった理由

　RPGどころか，他のジャンルのゲームもめっきりやっていないですが，RPGをやらなくなった理由はハッキリしているんで書きます。

　RPGは好きなんです。特にドラクエやFFは面白いし，クロノトリガーや桃太郎伝説なんかも昔は楽しくやっていました。

　でも，RPGってそのゲーム自体の面白さよりも，「皆とそのゲームについて話すこと」が楽しいんですよね。
　小中学校の時って男はめっちゃゲームの話するんで，もしドラクエもFFもあの頃やってなかったら恐らく孤独になってた可能性が高いと思います。

　特に私が小学校の時はドラクエ５，６，３（３はリメイク）とかFF５，６，７なんかが凄まじい人気だったんであれを発売日に買わないとかありえないわけです。

　私は発売日に買い，（予約していれば大体前日に買える）速効クリアしてゲーム屋に売っていました。スーファミのソフトってめっちゃ高かったので（ドラゴンクエスト６…１１４００円），根が貧乏性の私はとにかく早く売ることにより小遣いの減りを抑えることを優先しました。

　早く売るために音速でクリアしていたRPGなんですけど，今思えば人気RPGを一瞬でクリアするということ自体がかなり面白かったんだと思います。

　今でもドラクエなんか良い大人がクリアするタイムを競っていたりしますが，RPGって速くクリアすることに重点を置くと競技化するんですよね。

　そうすると学校なんかでは話題になるんですよね。「あいつ，クロノトリガー２日でクリアしたってよ」「マジかよ狂ってる」みたいな。まあクロノトリガー２日は今で速くも何ともないんですけど，人気ゲーム最速クリア大会っていうのは発売日から暗黙の了解でスタートするんで，皆本気でやります。

　ゲームって本気でやらないと楽しくないんです。格ゲーや，ダビスタやポケモンなんかも子供の時なんか負けたくないから本気でやってました。だから楽しかったんです。

　今，RPGを本気でできるかといったら，できません。ドラクエ７，８，９，１０もやっていません。一人でやっても虚しいからです。ネットで繋がれるかもしれませんが，ネットの中の人に勝ってもあんまり楽しくないんですよね。


　ドラクエの最速クリアのように，人生も何に重きを置くかで楽しさが違ってくると思います。どこをやり込むかは人それぞれですが，やはり多くの人が競っている部分で勝負した方が楽しいと思います。