2016年10月23日日曜日

エヴェレスト~神々の山嶺~を見た感想

 エヴェレストを観ました。なんか評価は低いんですけど,僕は漫画の方を先に読んでなかったんでわりと楽しめました。後から漫画も読んだんですけど,原作知ってる人が観ると確かに全然違うじゃんってなると思います。
 原作は「羽生丈二」に尽きる内容なんですけど,映画は何とか尾野真知子と岡田君を引き立たせないといけないんで,無理やりシーンを増やしていますが,羽生をあんなに探すシーンとか,せっかく撮った羽生の写真を燃やしながら泣くシーンとかは原作にはないし,いらないですよね。
 しかし最後の羽生丈二が凍死するシーンは良い感じに再現できてたんじゃないかと思います。
 できれば原作の鬼スラ攻略とか,岸文太郎のザイルを切るシーンは入れて欲しかったですけどね。

 登山はしたいと思わないですけど,登山に通ずるものっていっぱいありますよね。凄い世界なんだけど興味がない人にとっては価値がよくわからない世界は例えば高専柔道,ゴルフ,釣りとかだと思うんですけどゲームなんかもそうですね。
 ウル4のウメハラなんか羽生丈二みたいなもんなんですけど,登山家の人にそれを言ったら多分怒られますね。
 デイトレーダーなんかも生活のための人と,ただただ取引が好きな人に分かれますね。100億目指す人なんかは後者だと思います。死と隣り合わせなところや,本気でやると世捨て人にならなければいけないところも登山と似ていますね。

 ポケモンGOなんかも度合いは違いますが似た要素はあると思います。ガチ勢はそろそろわかる人しかわからない世界に突入し始めてるんですけど,そこまでやる価値があるのかっていったら一般的に言えばないんですよね。けど,やる。情熱をもってやる。
そこに理由はないんです。

 自己紹介で多趣味なことを自慢する人がたまにいますが,僕は「あぁ,ひとつのことにハマれない人なんだな。薄っぺらいな。」って思います。僕じゃなくてもそう思うんじゃないでしょうか。だから本人はアピールのつもりなのかもしれませんが逆効果だと思います。

 話は逸れましたが,エヴェレスト,映画を観てから漫画を読むことをお勧めします。
 


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