2011年12月2日金曜日

ドル安が進む

11月30日にG20会合でのドルスワップ協定によるドル資金供給意見一致で大幅に一瞬で1ドル78円から77.30まで70銭ほど下がりました。現在は77.85まで戻りましたがドル安の流れになると見られています。これによりダウは急上昇、ユーロ安も一旦止まり、世界の不安は一時ストップというような雰囲気ですが、どうなるでしょうか。
 為替は12月は動きが止まりやすいのですが、市場の参加者がいないのを逆手にとって無理やり動かすという事も過去にあったので安心はできません。私は今夜の雇用統計以降は休む予定です。
 それにしても今年一年を振り返るとやはりあの3月の震災とその後一カ月位の値動きが一番凄まじく、強調介入やそれの全戻しなど去年、一昨年に負けない位ダイナミックな値動きでした。
 しかしその後の値動きが乏しく、10月31日の介入もダイナミックなのはその日だけでそれ以降はデイトレーダーには辛い値動きのなさだったと思います。
 しかし、冷静に考えるとサブプライムやリーマンが異常であっただけで、震災もありえない規模でしたしそういった事が毎年起こるという事が望ましくないので今後は基本上げ相場、そしてレンジというのが8、9割というのが普通だと考えます。
 私はデイトレーダーは下げ相場が望ましく乱降下しなければ稼げないと考えますが、2007年頃の事を考えると上げ相場は乱降下はしません。ゆっくり上げていきます。急落を狙っている人にとってはチャンスがないのです。それでもやはり欧州不安が消えたわけではありませんし、上げ相場であっても一年に数回は深めに押すという事を考えれば年に数回は決定的なチャンスはあります。
 しかしリーマンの相場が抜けきらない人はショートを多めに張ってしまい破滅するでしょう。上げて上げてショートを誘い更に上げるという上げ相場ではショートという概念を捨て、基本ノートレで深く押す事だけをひたすら待つという事をしなければ今後は勝てないと考えます。そうしておけば、おとついのような急落がきた時にも対応できるでしょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿