ギリシャがEUからの支援策を受け入れるか否かがわからなくなった事でユーロは荒れていますが、ドル円は介入後値動きがありません。
それにしてもギリシャに注目が集まっています。パパレンドウ首相の信任投票が今日開催されるのでそこでも一波乱あるかもしれません。一部ではEU離脱を進める動きもあり、予断を許さない状況になっています。
ギリシャ救済案を受け入れるかどうかを国民投票で決めると発表した直後はこの首相は何を言っているのだろうと思いました。世界が困惑しマーケットも荒れましたが退陣を求める動きが加速した事から退陣して支援策を受け入れれば一応の安定に辿り着く事はまだ可能です。
ただ、この支援策は債権放棄や利率の減免などEUの他の国の金融機関に多大な負担を強いるので、サブプライム問題でサブプライムに大きく投資していたリーマンブラザーズ証券が破たんしたように連鎖的な問題が表面化し、マーケットが混乱する事は避けられないでしょう。
EUは第二のギリシャショックを出さない為にも他の国の財政に介入するべきですが、地方自治が発達しているヨーロッパなので、どうしようもなくなってようやく支援に入るという形はそう簡単に変えられないという問題もあります。
日本も欧州が立ち直らないと円高が収まらないという事もあり、対岸の火事ではなく直接的に影響を受けてしまいます。グローバルが進み一見関係のない国から多大な影響を受けるので、世界経済の安定を全世界で進める必要があるという結論に至ります。
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