2011年11月9日水曜日

11月8日

 イタリアのベルルスコーニ首相が退陣し、その影響か円高が進み1ドル78円だったのが77.60まで下がりました。ギリシャからイタリアに問題が移ることにより円高が進むのなら、ヨーロッパはPIGSといって同じように財政問題を抱えている国がまだ存在するので、欧州財務不安問題は本当に長引きそうです。
 ただ、ダイキンのように海外への工場移転を既に済ませている大企業などは円高問題はさほど影響を受けていないようで、今季の決算でも増収・増益です。輸入会社も儲かっていますし悪い事ばかりではないのですが、国内の失業率は上がりますし産業の空洞化が進みますので円高容認派の人も願わくば円安という意見で一致しています。
 ユーロは欧州財政不安問題で弱含みが続き、アメリカの景気回復が待たれますが、アメリカも巨大な債務を抱えています。ですが、これ以上通貨安政策で金融緩和を進めれば最大の懸念であるインフレが始まってしまいますので、そうなる前に金融緩和をいったん止める事になるでしょう。
 そうなった時が円安に振れる場面でありますが、それがいつになるかが全く分からない為、それまでは日銀の介入などでこれ以上の円高は防がなければいけないというのが私の意見です。
 アメリカの政策、欧州問題よりも日本は国内のプライマリーバランスの均衡を優先しなければいけないでしょう。ここで円安に振れさせる為に更なる日銀引き受けの国債を刷ればいいなどという意見が出ていますが、それでインフレになった場合世界の景気に関係なく日本は回復できずに沈んでしまう恐れがあるので、そういった安易な事はするべきではありません。

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