2012年8月10日金曜日

ニートの歩き方

  法人2期目の決算が終わりました。去年と違って法人もマイナスなんで税金に悩むという事はないんですが、マイナスでも法人府民税と市民税が7万かかります。
 まあ青色申告なんでマイナスは7年繰り越せるんで焦らずゆっくりいつか取り返せたら良いなと思っています。
 京大卒ニートのphaさんの本「ニートの歩き方」が出たんで読みました。京大出てニートはかなり勿体ないんですが、考え方は概ね共感できる感じでした。世論としてはニート=悪い、怠け者っていう批判があると思うんですが、僕の考えとしては仕方ないと考えています。
 まず、円高とグローバル化で工場などの仕事が海外に流れている事、IT化による効率化や経済縮小で仕事自体が激減してるんで働きたくても働けないという状況があります。
 よく「仕事なんていっぱいある、介護とか飲食とか」とか言う人がいますが、それは独身の人に「女なんていっぱいいる、バツ一子持ちとか」って言ってるのと一緒で相手の気持ちを一切考えていない無責任な意見です。
 次に「甘やかす親が悪い、実家から追い出せ!」って言う意見ですが、もし親が納得済みで実家に住まわせているなら、他人がとやかく言う問題ではないと思います。ゴッホは死ぬまで弟に養ってもらっていました。絵が売れだしたのは死後で、生きてる間のほとんどはニートです。でも、素晴らしい兄弟愛やと思います。
 もし実家から放り出して生活保護なら年間120万以上、刑務所なら260万円税金がかかるんで、そうなる位なら家で大人しくしてもらった方が安全でリーズナブルです。
 phaさんはプログラミングやアフィリエイトで月8万位稼いでいて、自分のできる範囲で稼ごうっていうのも訴えてます。働く事を否定してるわけではないんでニートを正当化してるわけではないです。
   

   

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